白ワインのビンの底やコルクにキラキラ輝く結晶のようなガラスの破片のようなものが入ってることが、ごく稀にあります。
もし飲もうとしたワインで見つけると
“エッ⁉︎”
と驚きますが、これが
ワインの“ダイヤモンド”
・・・と呼ばれるもので ワインのボトルの中で光る様子がダイヤモンドに似ていることから このように呼ばれてるんです。
これは『酒石(しゅせき)』と呼ばれるものです。
特に良く出 来た収穫年のワインで、酸やミネラル分を豊富に含んだワインにおいて フィルターを強くかけないワインに発生します。
ブドウの酸味成分のひとつである「酒石酸」と、ミネラル分の「カリウム」が結合してできた結晶状の物質が『酒石』です。
体には無害ですが、ザラつきを感じるので
飲むときにには瓶底に沈めてからグラスに注ぐのがいいですね。
これを嫌う消費者が多いため、ワイナリーでは酒石酸を取り除く作業を行っていますが、
この酒石酸カリウムの除去には問題点もあるようです。
このため、あえて除去しないということもあります。
理由としては、ワインの持つ本来の果実味を損なわせず、 重厚感のあるものに仕上げる為のようです。
ワイナリーによって色々な思入れがありますが、酒石を知ってみると ワインにキラッと輝くダイヤモンドを見つけると 少し嬉しい気分になりますね♪
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