Home Blog 厳しい天候を乗り越えて完成した「イタリアワインの至宝」の最新ヴィンテージ! サッシカイア 2017

厳しい天候を乗り越えて完成した「イタリアワインの至宝」の最新ヴィンテージ! サッシカイア 2017

by 酒宝庫 MASHIMO

こんにちは、酒宝庫 MASHIMO Twitter の中の人です。

さて、昨年レ・ディフェーゼというワインの特別セールを実施した(ちなみに今もやってます)時に少し触れましたが、イタリアにはサッシカイアという、桁違いの高品質でそれはもう大変有名なワインがあります。

このたび、そのサッシカイアの最新ヴィンテージである2017年が入荷いたしましたので、本日はこのワインを、その歴史なども含めてご紹介していこうと思います。

「イタリアワインの至宝」と称される超高品質ワイン

1944年にボルドーのシャトー・ラフィットから持ち込んだカベルネ・ソーヴィニヨンの苗を作付したのがサッシカイアのはじまり。サッシカイアの造られているボルゲリは、ラフィットのあるメドック地区と同様の石ころだらけの土壌で、カベルネ・ソーヴィニヨンを育てるには最高のロケーションです。

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サッシカイアの畑(左)、ブドウ畑から発掘された岩(中)、ワイナリー内の様子(右)

そのうち、こうして植えられたカベルネ・ソーヴィニヨンを使ってワインを造るようになります。造ってみたらとてもおいしかったので、それじゃあ販売してみるべか、となります。カベルネ主体のワイン(ブレンド比率85%超)なので、当時のイタリアのワイン法上 DOCG や DOC を名乗ることはできませんでしたが、そんなことは気にせずに

「まぁおいしいからいいよね」

と世界に向けて販売しちゃった訳です。

そしたらまぁこれが評判に評判を呼び大ヒット! 1985年ヴィンテージがワイン・アドヴォケイト誌で100点満点を獲得したこともあり、そのずば抜けたクオリティは世界的に知れ渡ることとなります。ランク的にはテーブルワインなのに DOCG よりも高い品質を持つことからスーパー・タスカン(スーペル・トスカーナ)と呼ばれるようになり、これは今ではワイン法の規定や格付けにとらわれずに造られるトスカーナ産の高品質ワイン全体のことを指す呼称となっています。

そこから30年以上経った今でも、サッシカイアはスーパー・タスカンの元祖として圧倒的な存在感を放ち、トスカーナ・ワインにはもちろんのこと、ボルドー・ワインにいたるまで強烈な影響を与え続けています
ちなみにサッシカイア自身は1994年、ボルゲリ・サッシカイアとしてイタリアでは唯一の単独 DOC に昇格しました。

34年ぶりに100点満点を獲得した2016年ヴィンテージ

そんなサッシカイアですが、今回ご紹介する2017年ヴィンテージのひとつ前にあたる2016年ヴィンテージは、1985年以来34年ぶりにワイン・アドヴォケイト誌で100点満点を獲得したことで話題になりました。

【画像】
ワイン・アドヴォケイト誌のロゴ

その理由としては、もちろん醸造チームの技術力の高さもあるのですが、2016年のボルゲリが素晴らしい天候と日照量に恵まれたというのは大きかったようです。おかげでブドウは完璧に成長、理想的な成熟を迎えることとなり、品種の個性がしっかりと表現されたアロマティックなワインが出来上がりました。

厳しい天候となった2017年、あらためて技術力の高さを証明

2016年ヴィンテージの最高評価を受け、否が応でも期待の高まるネクスト・ヴィンテージ…
しかし、2017年はイタリアの多くの地域で猛暑となり、ワイン生産者にとってはなかなかに厳しいシーズンとなります

だがしかーし!(ここ力が入るところ)

そんな厳しい中でも、サッシカイアは見事にヴィンテージの魅力を引き出すことに成功! ブドウの収量は開花期の遅霜と強い海風によって20%も低下しましたが、その分凝縮度の高いブドウに成長させることができました。
また、8月中旬から9月末までの昼夜の寒暖差によって、フレッシュな果実味と上質な酸を備えたブドウの収穫に成功しています。

醸造において2017年ヴィンテージの成功の鍵となったのが、低温発酵時間の短縮です。例年の約半分の時間に抑えつつも、ルモンタージュを頻繁に行うことで、これまでと同様のレベルまで抽出。こうすることで、ヴィンテージの気候に関わらず、サッシカイアらしい芳香と優れた骨格を備えたエレガントなスタイルを見事に表現することができました

「2016年はヴィンテージの勝利だったが、2017年はサッシカイアという造り手がヴィンテージに勝利した。気候に対して造り手が上回る実力を発揮した」とはワイン・アドヴォケイト誌の評ですが、この2017年ヴィンテージではあらためて、サッシカイアの技術力の高さが証明された形ですね。

2017年ヴィンテージの味わいは?

そんなサッシカイアの2017年ヴィンテージは、グラスに注ぐと野イチゴやプラムなどの爽やかな果実のアロマに、森の下草やバラ、ハーブなど、多層で深みのある香りがグラスから溢れ出します。口の中に広がっていく、凝縮した果実味と力強くもしなやかなタンニンが印象的。ボルゲリらしいミネラル感もしっかりと感じることができます。

エネルギッシュながらも、全体のバランスに優れたエレガントなスタイルで、ミネラルとほのかな苦みを帯びた美しい余韻も魅力です。ワインが空気に触れていくとよりボリューム感のあるリッチな味わいへと変化していきますので、ゆったり長い時間をかけて楽しんでいただくのがおすすめです。

また、サッシカイアの魅力の1つは飲み頃の長さ。2017年ヴィンテージは若いうちからでも楽しめる親しみやすい味わいですが、長期熟成によって真のポテンシャルが引き出される力強い骨格も備えています。できれば少なくとも2本は買って、1本はすぐ飲む用・もう1本は熟成を待って数年後に飲む用とかにしたいですね!


さすがに2016年ヴィンテージにはかなわないものの、それでも各有名ワイン評価誌においては軒並み95ポイント前後という高評価を獲得している2017年ヴィンテージ。税込で1本2万6千円以上となかなかのお値段ですが、一度味わっていただければきっと「この金額を出すだけの価値はある!」と思っていただけることでしょう。

なかなかバックヴィンテージの出回ることのないイタリアワインですので、リリース直後のこの時期にまとめて手に入れていただくのが一番確実ですよ! ぜひこの機会にお買い求めくださいませ。

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